› 安土学区まちづくり協議会 › 2015年04月01日

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2015年04月01日

西の湖すてーしょん始動

 3月にリフォームが完了した、新生西の湖すてーしょん。4回の内覧会には60組近くの方々が見学に来てくださいました。さっそく使用申請を出してくださった方もいて、これからどんな活用をしていただけるのか、とても楽しみです。
 29日に無事竣工式を終え、今日4月1日から、西の湖すてーしょんリニューアルオープン記念として「宮谷孝子布絵展」が始まりました。この布絵は、甲賀市甲南町在住の宮谷孝子さん作品です。宮谷さんは20年ほど前から、画家 原田泰冶さんの許可を得て、原画を基にした精緻な布絵の制作を始められました。約1m四方に端切れを縫い合わせ、刺繍、刺し子、アップリケなど、いろいろな手芸の技法を駆使して、一針一針コツコツと仕上げられたとても素敵な作品です。今回の作品展では、原田泰冶のをモチーフとした作品のほか、円空仏をテーマとした宮谷さんのオリジナル作品も含め、40点ほどを展示しています。
 展覧会の初日となった今日は、あいにくの雨模様でしたが、開館の9時過ぎから、次々とお客様が来てくださいました。「西の湖の夕日」という作品は、ちょうど西の湖すてーしょんから見た西の湖に映える夕日が描かれています。作品の中に描かれているのは「西の湖の語り部」奥田修三さんで、今日は奥田さんご本人も元気な姿を見せてくださいました。訪れた人たちは、遠くから眺めているとまるで本物の絵のように見え、顔を近づけてみると、桜や桃の花、山の木立の一枝、降りしきる雪など、本当に細かなところまで丁寧に糸や布で表現されている作品に感嘆の声を上げていました。
 展示の脇には、原田泰冶さんの原画がPCの画面や図書で見られるようにしているのですが、見比べてみると、宮谷さんの作品は、全くの模写ではなく、随所随所にオリジナルな表現が施されていて、宮谷さん独自の世界に仕上がっているのがよく分ります。使い古され、役目を終えようとしていた布が、宮谷さんの手によって再び新しい命を得て、多くの人に感動を与えているのです。
 展示スペースの脇には、喫茶コーナーも設けられ、布絵を見た後は西の湖の景色を眺めてくつろげるようになっています。とても素敵な布絵展は今月26日までですが、途中で作品の展示替えも行いますので、たくさんの方のお越しをお待ちしています。  


Posted by 安土まち協 at 17:20Comments(0)ころっけパパのひとりごと