最後の夕日コンサート

安土まち協

2016年12月17日 20:45



 西の湖の湖面に長い光の帯を引いて沈み行く夕日。とってもきれいですねえ。
 この西の湖に沈む夕日を愛でながら、素敵な音楽のひと時を過ごしてもらおうと4年前に始めた「西の湖夕日コンサート」。クラシックからポップスまで幅広いジャンルの音楽をお届けし、毎月第3土曜日のお楽しみとして定着してきた感があったこのコンサート。残念ながら最終回を迎えることとなりました。
 有終の美を飾ってくださったのは、常楽寺にお住まいの荒川朔嗣さんとそのお仲間でつくる「井戸端ジャズ倶楽部」の皆さんです。地元の演奏者が出演するステージとあって、荒川さんの同級生をはじめ、今までに最高の73人ものお客さんが来てくださいました。
 曲はAutumnLeavesの演奏から始まり、OldFolks、Loveなど、ジャズファンの皆さんにはおなじみの曲が続きます。素敵な音楽に聴き入っている内に、コンサートの終わりを惜しむかのように、西の湖には上の写真のような美しい夕日が沈み始めました。
 演奏はここで一旦お休み。お客さんは窓辺に集まり、夕日に見とれ、シャッターを切りました。
 太陽が遠く比叡の山並に姿を消すと、急速に夜の帳が訪れます。さあ、コンサートの再開です。後半は皆さんおなじみのAveMaria、TheChrismasSong、SantaClausIsComing to Townなどのクリスマスソングが続きます。「サンタが街にやってくる」などの良く知っている曲では、歌詞カードに合わせてみんなで手拍子を入れ口ずさんでいます。
 今日のスイーツは伊庭にお住まいの浮気さんの手づくりパウンドケーキ。とってもおいしくいただきました。
 こうして地元の方たちの演奏、住民の手づくりスイーツ、そして地元の人たちの温かい集いのと、この西の湖すてーしょんで新しい形のまちづくりを目指して取り組んできたのですが、残念ながら西の湖すてーしょんが喫茶収入を中心に運営をしていくという、当初の目的とはずいぶんと離れた形態になってしまったため、今回で最終とすることになりました。
 演奏が終わった後、多くの皆さんから「本当に最後なんですか?」「続けてもらえませんか。」というお声をかけていただき、演奏されていた井戸端倶楽部の皆さん方も、名残惜しそうに、最後のお客さんを見送ってくれました。
 


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